小さな波動を捉える理論

小さな波動を捉える理論

ここでは、4h足や1h足が作る大きな波動の構成要素である小さな波動について解説します。ここで解説する小波動は毎日観測でき、シナリオを策定する際にとても有効です。4hや1hの作る波動は形成されるまでに時間がかかりますが、その構成要素となる小さな波動は数時間程度で形成されます。ちなみに実際のチャートでトレードで使う際には、波動パターンを追いつつ、SMAGMMAと絡めてシナリオを立てます。ここではあくまで教科書的な波動の説明を行なっています。

重要視する5つの小波動

拡散を示す波動は大抵の場合I波動から始まります。その後、V波動を経て、N波動またはS波動を形作ります。または角度のある連続V波動になります。I波動の特徴は、15分足を見ていると、おっ動いた!と思うくらいの値動きです。pipだとポンド円では急激に発生する20pip程度の値動きのケースが多いです。I波動を見たら、デイトレのチャンスです。波動を数えてNまたはSを狙います。

収束を示す波動は、N波動やS波動の次に発生します。収束の波動はバリエーションが豊富です。収束の基本は、三角収束と連続V波動(W波動)と覚えてください。収束しているときは次の大きな波動を待っている状態なので、すぐにはエントリしないのが妥当です。

例_N波動&S波動 

実際のチャートでN波動とS波動を確認しましょう。N波動とS波動は似ています。S波動はロールリバーサルが発生するので、シナリオを作るときにも分けて考えると理解しやすいです。

 

例_P波動(三角収束) 

実際のチャートでP波動を確認しましょう。P波動は大抵の場合、S波動やN波動の後に発生します。P波動の後には次のトレンドが発生しますが、どちらに動くかは状況次第です。

例_連続V波動(W波動)

このパターンはバリエーションが複数あります。中でも、角度があり、尚且つMA付近で発生する場合はエントリの根拠として使用します。詳細はエントリーパターンの項目で説明します。ここではどのような動きが連続V波動(W波動)に該当するか覚えてください。

実践的使い方

4日分のチャートに前述のパターンを書き込んでみました。I波動を見たら、次のV波動を予測し、その後S波動又はN波動になることを想定出来ませんか?S波動やN波動の後は収束の連続V波動(W波動)が来ることを想定出来ませんか?価格は拡散と収束を繰り返します。その原理原則をパターンとして想定することにより一手先を考えることができます。

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