大きな波動を捉える_ダウ理論
トレードについて調べ始めると、ダウ理論がよく出てきます。ダウ理論の詳細はWebを検索すると出てきますのでご存じない方は一度調べてみると良いでしょう。私は、ダウ理論の定義をそのまま使うことはせず、その一部だけを重視しています。それはトレンドの最後の起点です。ダウ理論では、下図のような上昇トレンドでは高値・安値を切り上げながら上昇し、下降トレンドでは高値・安値を切り下げながら下落していきます。ダウの定義に基づくと、このように高値・安値の切り上げ (切り下げ)が続いている状況では上昇 (下降)トレンドが継続していると判断します。長期足(4h)の最後のトレンドの起点はその後サポートラインやレジスタンスラインになることが多いので注視する必要があります。
※注意
ダウ理論は上昇と下落の定義として使われます。ダウの定義で上昇しているからこの後も上昇ししてどこまで到達するという予測に使うものではありません。
大きな波動を捉える_エリオット波動理論
エリオット波動理論はダウ理論をベースに考えられた理論です。RuleBaseTradeでもこのエリオット波動を使います。ダウ理論以上に重要視しています。エリオット5波動は4h足でも出現しますし、1h足でも出現します。上昇は5つの波を作り、下落も5つの波を描くと考えると、シナリオを策定する際に、今が何波目であと何回押し目買い、戻り売りの機会があるかを想定できます。あるいは、5波動が終わっていればトレードを見送るなど、シナリオ策定への応用が非常にしやすい理論です。
ブレない波動の数え方
ダウもエリオットも目視で波動を数えます。そのため、この波はカウントすべきか?と悩むことが多々あります。何度同じチャートをみても波動の数え方がぶれないようにする工夫が必要になってきます。私は1h足のSMA(17) を挟んだ値動きを1つの波動として数えるようにしています。1h足のカウントではなるべく大きく波動を捉えましょう。波動を大きく捉えて、エントリは小さな波動を狙っていきます。
ダウ理論よりもエリオットを重視する理由
ダウの定義について否定的なわけではありません。シナリオを作る、波動の到達点を予測するという点において、エリオット波動の方がデイトレードに使いやすいという理由からです。またトレンドの把握はGMMAを使って視覚的に確認しているので、ダウの定義と齟齬がでる局面で悩むため部分的に使用しています。