値幅観測論
過去の値動きから、未来にどれくらい上昇するのか、どれくらい下落するのかを予測する理論です。エリオット波動とも親和性が高いです。特に値動きの特徴として説明した、IVNの波動を描いてトレンドが転換する際にこの理論を多用します。MA乖離計算値はwebには載っていません。
N計算値
下のチャートを見てください。わかりやすいように図で説明すると1つの下落があり、押し目を作り次の下落も同じ値幅下落しますという理論です。これはシナリオを立てたりエントリ時のリスクリワードを考える際に有効です。波動が明確な時な非常にわかりやすいですね。
MA乖離計算値
この考え方はよそのサイトには載っていません。N計算値を使おうと思っていても波動が明確でないとうまく当てはまらない時があります。そんな時の値動きはMA近辺で細かく動いている状態です。上にも下にも動きそう。そんな時に上下にどの程度動くかを考える時は、MAから直近安値高値の距離を測ります。MAを挟んで値動きが上下する時は、MAから直近高値安値の反対方向に同じ値幅だけ必ず動きます。
チャートで確認しよう
では実際のチャートで確認して見ましょう。N計算値は波動が明確だと判断しやすいのがわかると思います。ただ、実際にはトレンドの切り替わるポイントでは波動が綺麗に出ていないケースが多発します。下のチャートでもその状況がよく出ていますね。そんなときはMA乖離計算値が使いやすいです。