エリオット波動とは何か？
エリオット波動理論はダウ理論をベースに考えられた理論です。私もこのエリオット波動を重視しています。ダウ理論以上に重要視しています。エリオット5波動は4h足でも出現しますし、1h足でも出現します。上昇は5つの波を作り、下落も5つの波を描くと考えると、シナリオを策定する際に今が何波目であと何回押し目買い、戻り売りの機会があるかを想定できます。また上昇の最高値付近だから押し目買いは避けようとか、そろそろトレンドの転換があるかもしれないという推測ができます。環境認識とシナリオ策定への応用が非常にしやすい理論です。
チャートではどのように考えるか
実際のチャートではどのようにエリオット波動が確認できるのかを見て見ましょう。ポイントは波動の起点をどこから見るかになります。エリオットを数えるときは、直近高値、安値から数えます。中途半端な位置から数えるのではなく、上昇も下落も頂点から５波動を描くという前提でチャートを見ると、今が何波目でこれから取るべき行動は何かというシナリオを作るのに役立ちます。５波動終わっているのであれば安易な押し目買い戻り売りは避けるべきですし、１波を確認できたら、戻しを待ってエントリしようという具合に考えていきます。
