リスクリワード
リスクリワードとは1回の取引での想定している「損失:利益」の比率を言います。1回1回のエントリーを行う際に見込まれるリスクリワードを計測し、1:1以上になるところだけでエントリーを行います。この考え方は非常に重要です。リスクリワード1:1であれば勝率50%でもマイナスにはなりません。実際にはトレンド方向に順張りしているので、何度かトレードすれば、大きく利益が伸びるポジションが出てきますし、エントリポイントを精査するので、勝率も50%より高くなります。エントリ時にI波動以外の全てのエントリポイントで、リスクリワード1:1を遵守すると、プロフィットファクターが2を超えてきます。
①リスクリワードの良いエントリ
では実際のチャートでどのようにリスクリワード を測るか見ていきましょう。15分足で見た場合、N計算値の考え方では直近高値より上まで伸びそうです。しかしレジストされて到達しない可能性もあります。N計算値での到達点の前に直近高値があります。エントリしたポイントから直近高値までの間にレジスタンスはありません。デイトレードではより確実に直近高値までをリワードとして考えます。損切りのポイントは基準MAの少し下です。この場合のリスクリワード が1:1以上を確保できる場合にエントリします。このエントリポイントはリスクリワード 1:2のエントリができているので非常に良いエントリです
②リスクリワードの悪いエントリ
少し時間が経ち、価格がさらに伸びました。伸びた先でV波動を確認したのでエントリしようか考えます。ただ明らかに動いた後であり、基準MAまで戻ることを想定しなければなりません。損切りを基準MAの下に置いた場合、リスクリワード を計算すると1:1を確保出来ません。このエントリポイントは見送るべきです。