標準偏差チャネル(Standard Deviation Channel)
次は標準偏差チャネルとフェイラーについて説明します。市場参加者の7割はトレンドが発生すると一定の値幅の中に値動きが収まると考えています。そしてトレンドが切り替わる時にフェイラー(失敗)という動きをします。図解すると下記のような動きとなります。重要な点として、フェイラーは未来に渡って何度も意識される価格となります。チャネルを割ってきたら、フェイラーを確認してエントリする、トレンドの切り替わりを判断する時に使います。またチャネルをいつ頃割るかという時間の間隔を推測することにも使います。押し目買いと戻り売りには使いません。トレンド転換時の判断材料として使います。
標準偏差チャネルの活用方法
標準偏差チャネルはトレンドの転換を捉えるために使用します。まずは1h足の大きなトレンドに対してチャネルを引いてみましょう。上昇から下落へのトレンド転換時にフェイラーの動きが見て取れます。また下落から上昇へのトレンド転換時にもフェイラーの動きが見て取れます。1h足のチャネルを割ったら、価格は大抵の場合、チャネルへの回帰を試すと想定すると、売買シナリオを立てる際に一手先を見据えたシナリオが作れます。チャネルを割ったら、「どーせ回帰を試してから(フェイラーつけてから)、レンジか次のトレンドに入るのでしょ!!」と考えてください。