◾️フィボナッチリトレースメント(FiboR)

フィボナッチリトレースメントってなんだ?

相場はトレンドが発生したときでも一直線に動くわけではなく、「戻り」の動きを繰り返しながら動いていきます。上昇相場における押し目や下降相場における一時的な戻りの目標価格を判断する指標として「フィボナッチリトレースメント」を使います。フィボナッチとは、イタリアの数学者レオナルド・フィボナッチ氏が研究した「フィボナッチ級数」を意味し、リトレースメントとは「引き返す、後戻りする」といった意味です。トレードの代表的な手法はブレイクアウトと押し目買い戻り売りの3つです。フィボナッチは押し目買い戻り売りで使用します。移動平均線とフィボナッチリトレースメントを併用して押し目買い戻り売りを判断するのがよく使われ使い方です。

 

使う数値は2つ

デフォルトではいくつもの数値が設定されておりますが、最も重視するのは2つです。重要なことは下記の2つで絶対に止まるわけではないという点です。止まったらチャンスだという使い方です。きちんと止まったことを確認しエントリすることが重要です。

38.2%_上昇が強い場合は戻っても38.2%までしか戻らない

61.8%_トレンドの転換時は大抵61.8%まで戻る

実際のチャートで確かめてみる

下のチャートを見てください。わかりやすい下落の後にMAを突き抜けるI波動が見られます。その後戻して61.8%を目指しますがそこまで戻さず上昇のトレンドに切り替わりました。SMA、GMMAと合わせて使うと、FiboRで戻るとしたらどこまでという推測を立て、そこまで戻らなくても買いで入るタイミングをSMA、GMMAで確認してエントリできます。

フィボナッチリトレースメントを当てる場所

フィボナッチは価格が一直線に落ちている場所に当てると一番うまく作用します。デイトレードは1h足のトレンドをとっていくトレードなので、1h足のトレンドが一直線に上昇している、落ちている箇所に当てるのが基本です。途中でジグザグ動いている箇所はあまり作用しません。

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